市田医師の論文がAmerican Journal of Gastroenterologyより出版されました。

2025.04.08[ 消化管論文 ]

市田医師の論文がAmerican Journal of Gastroenterologyより出版されました。この研究は、これまで十分なエビデンスがなかった超高齢者に対する大腸ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の安全性について、14万人以上のDPCデータを用いて検討したものです。研究結果によると、85歳以上の超高齢者では有意に偶発症が増加しており(85歳以上でオッズ比1.19、90歳以上でオッズ比1.45、基準:60-64歳)、特に術後出血がその主な要因となっていました。偶発症のリスク因子としては、抗凝固薬の使用とBMI 30以上が特定されました。今後増加する超高齢者に対して大腸ESDを実施する際に、重要なエビデンスとなる価値ある研究成果です。

https://journals.lww.com/ajg/abstract/9900/risk_of_colorectal_endoscopic_submucosal.1667.aspx?fbclid=IwY2xjawJapMpleHRuA2FlbQIxMQABHTVaAMrubgOFljT8au8GOEwq-nIZ45UN_s2LDkYvEwnLK-o306fOi_TWIA_aem_GfbpwOwie1BKhsqfN8M_iQ

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