市田医師の論文がAmerican Journal of Gastroenterologyより出版されました。
市田医師の論文がAmerican Journal of Gastroenterologyより出版されました。この研究は、これまで十分なエビデンスがなかった超高齢者に対する大腸ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の安全性について、14万人以上のDPCデータを用いて検討したものです。研究結果によると、85歳以上の超高齢者では有意に偶発症が増加しており(85歳以上でオッズ比1.19、90歳以上でオッズ比1.45、基準:60-64歳)、特に術後出血がその主な要因となっていました。偶発症のリスク因子としては、抗凝固薬の使用とBMI 30以上が特定されました。今後増加する超高齢者に対して大腸ESDを実施する際に、重要なエビデンスとなる価値ある研究成果です。